2022-09-13
家の売却に用いられるホームステージングとは、中古住宅の内装を家具やインテリアでコーディネートし、家の魅力を引き立てる手法のことです。
中古住宅市場の活発なアメリカで始まったホームステージングは、近年日本の市場でも注目を集めています。
そこで今回は、太田市・大泉町周辺で不動産売却をご検討中の方に向けて、家の売却におけるホームステージングの効果やおこなうメリット、費用相場について解説します。
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ホームステージングをおこなうことで、家の売却にどのような影響を与えるのでしょうか。
家の売却におけるホームステージングとは、「home(家)」と「staging(演出する)」を組み合わせた言葉で、中古住宅をまるでモデルルームのように演出し、購入検討者へ与える印象を良くする効果があります。
欧米では「ホームステージングをすることで、より高く、より早く中古住宅が売れる」という考えのもと、家を売る際に費用をかけてホームステージングをおこなうことが一般的です。
アメリカの調査データによると、ホームステージングをおこなって売り出した家は、おこなわない家の半分の売却期間で、希望価格より6%以上高く売却できたといいます。
近年、日本の中古住宅市場においてホームステージングが注目されているのはなぜでしょうか。
その理由の1つに、インターネットによる家探しが主流となっていることが挙げられます。
購入検討者がオンライン上でさまざまな物件を閲覧するなかで、ホームステージングによって素敵に演出された物件は、その第一印象の良さから内覧依頼につながるケースが増えています。
また、テレワーク推進の動きにより自宅で過ごす時間が以前に比べ長くなっていることで自宅の快適性への重要度が高まり、引っ越しを検討する方も増加傾向にあります。
このことが、物件探しのオンライン化、中古住宅市場の活性化の後押しをしているといえるでしょう。
このようななかで、ホームステージングを活用した物件は売却がスムーズ、かつ好条件でおこなえるケースが多いとあって、注目されているというわけです。
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家の売却前に手間をかけてまでホームステージングをおこなう必要があるのでしょうか。
家の売却においてホームステージングをおこなうことで、具体的にどのようなメリットや効果が得られるのかを確認しておきましょう。
家を売り出すときにホームステージングをおこなうことで、次の4つのメリットが得られます。
4つのメリットから、ホームステージングの効果を確認してみましょう。
購入検討者の興味を引きやすい
家探しのオンライン化が進む現在、掲載される物件写真の重要度が高まっています。
ホームステージングを活用して、より魅力的な物件写真を掲載することで購入検討者の興味を引きやすくなります。
「実際に見てみたい」と内覧希望につなげることが、売却への第一歩です。
また、いくつかの物件を比較した際にも、ホームステージングを活用した物件は良い印象を与えるため、近隣の競合物件との差別化を図るためにもホームステージングは有効といえます。
内覧時の印象アップ
ホームステージングによって、その物件に合った生活空間を演出することができれば、内覧時の印象が大幅に良くなります。
内覧時の印象は購入の意思決定に大きく影響するため、売主にとっても内覧は一大イベントです。
居住中の家を売却する場合は、生活感が出過ぎてしまい購入に消極的になりがちです。
一方で、家具のない空き家のがらんとした空間では生活のイメージがつきにくかったりします。
その点、ホームステージングをおこなった物件は理想的な生活のイメージを与えやすく「ここに住みたい!」と思わせることができるのです。
早期売却につながる
ホームステージングによって実際の生活イメージを与えることは、早期売却にもつながります。
人生において大きな買い物となる家の購入は、そこでの生活イメージが膨らむかどうかが購入を決める要素の1つとなっている方が多く、なかなかイメージが膨らまない場合には、購入の決断にも時間がかかりがちです。
ホームステージングをおこなった物件では、内覧時に「ここでの生活」を想像しやすいため、購入の決断を早める効果があるというわけです。
好条件での売却につながる
通常、売り出してもなかなか購入希望者の現れない物件は、売り出し価格を50~100万円単位で値下げをしたり、大幅な値引き交渉に応じたりして売却成功を目指します。
しかし、ホームステージングをおこなった物件は購入希望者の興味を引きやすく購入の決断を後押しする効果もあるため、大幅な値下げをせずに好条件で売却できる可能性が高まります。
さらに売却期間を短縮できる可能性も加味して考えると、ホームステージングにかかる費用を差し引いても、結果的に利益につながる手法といえるでしょう。
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家の売却においてホームステージングをおこなう前に、ホームステージングにはどれくらいの費用がかかるのかを押さえておきましょう。
空き家となっている家を売却する際にホームステージングを依頼した場合、家具を3か月レンタルするタイプのもので15~30万円程度が相場となっています。
なかには写真撮影のみで10万円前後のプランや、1万円程度でおこなえるバーチャルホームステージングなどもあり、物件の状況や予算などに合わせて選ぶことが可能です。
一方、住居しながら売却する際にホームステージングを依頼する場合では、ホームステージャーと呼ばれる専門家によるアドバイスが中心となります。
この場合、実際のコーディネートはご自身でおこなうため費用は5万円程度と比較的安価です。
コーディネートもすべてプロに依頼するのなら、家具のレンタル料なども含め10~15万円程度かかると考えておくと良いでしょう。
ホームステージングはご自身でおこなうことも可能です。
家具の配置を変更したり、空間のアクセントとなるインテリアを置いたりといったコーディネートをご自身でおこなうことで費用を抑えることができます。
家具や小物をレンタルすることも可能なので、足りないものだけレンタルするという方法がコスト削減のためにはおすすめです。
このようなセルフホームステージングは、費用を抑えて気軽にできることで人気がありますが、効果的なコーディネートをおこなうことは初めてやる方にとって少し難しいという難点があります。
それは、ホームステージングは「自分が住みたい家」にするのではなく、「購入検討者の求める家」を意識しておこなうことが大切だからです。
より効果的にホームステージングを活用するためには、プロの力を借りることが賢明かもしれません。
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家の売却においてホームステージングをおこなうことは、通常の売却に比べ手間や費用は増えますが、早期に好条件で売却できる可能性が高まります。
ホームステージングは、売り出してもなかなか売れないという物件におこなうことでも効果を発揮するため、一度検討してみてはいかがでしょうか。
私たち「SweetHome太田大泉店」では、太田市・大泉町を中心に不動産売却のお手伝いをしています。
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